2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
「肥後乃光」 この「肥後乃光」は、戦後に作られたものだと思うが詳細は分からない。 刻印は、「本家」の下に二つ重ねの山と「TO」のマーク、さらにその下に「割込」「肥後乃光」が打たれている。 サイズは鞘長8㌢で、鞘は黒く見えるが銅メッキが施されて…
スポーツマンナイフ2 「スポーツマンナイフ」の刻印は縦表示のものばかりと思っていたが、意外にも横表示のものがあった。 刻印は、表面に横表示で「TRADE MARK」と「スポーツマンナイフ」。裏面は縦表示のものは優勝旗とグローブをした左手を伸ばしてボー…
「正菊割込肥後」 以前に「肥後正菊本家」を記載したが、この「正菊割込肥後」は同じ製造元によるものだろうか。 刻印は、前出のものは「肥後正菊本家」のみが打たれていたが、この個体には「登録」「正菊割込肥後」「正鋼」が打たれている。 サイズは鞘長11…
「片勇肥後」2 以前に記述した「片勇肥後」は、刻印が薄く読むのもやっとの状態で典型的な〝ダメ肥後〟のイメージだったが、この個体はそれを払拭している。 刻印は、前出のものと同じで「登録」と「片勇肥後」のみが打たれている。文字が鮮明で申し分なく…
今回は、現代風の折りたたみナイフ「清玄」を紹介する。 「清玄」は、新潟県長岡市与板町で長年にわたり製造・販売を営む越後与板打刃物の老舗・河清刃物のブランド銘。収められている桐の箱の上蓋には「手造りの技」が墨書きされている。 サイズは鞘長10㌢…
無銘の折りたたみナイフ3 今回は、製作時期が戦前か戦後か分からない貫禄十分の折りたたみナイフを紹介する。 サイズは鞘長12㌢で、鞘材の厚さが1.3㍉もありズッシリ感がある。ほとんど剥がれてしまっているが、鞘にはクロムメッキが施されていたようだ。刃…
縦折り鞘の「丸寅」肥後守3 以前に縦折り鞘の「丸寅」肥後守を記述したが、この個体はそれよりも製作時期が新しく見える。 刻印は、前出のものは「別打」、○の中に寅のマーク、「登録」「肥後守」だったが、この個体は「別打」ではなく「本家」が打たれてい…
折りたたみ式のミニ鎌 肥後守・肥後ナイフを蒐集していると、全く別物だがどこか似たようなものも集まってくる。この折りたたみ式のポケットサイズの鎌もその一つだ。 柄は木製で、長さが11.4㌢。刃は両刃で、全鋼のようだ。刃長は5㌢ほど、刃厚は2.7㍉。小…
「東陽肥後」 今回は、戦前に作られたと思われる縦折りタイプの「東陽肥後」を紹介する。 刻印は「正鋼特製」「東陽肥後」が打たれている。ヤフオクで肥後守・肥後ナイフを探し続けて10年余になるが、この刻印は初対面だったので迷わず落札。残念ながら製…
刈込鋏の刃で作った折りたたみナイフ ヤフオクで肥後守を探していて見つけた肥後守風の手作りナイフ。刈込鋏の刃を加工して作ったもので、その加工工程も写真で紹介されていた。 サイズは鞘長14.7㌢、刃長12.3㌢のビッグサイズで、刃厚も3.8㍉ある。座金はな…
山正肥後守「秋水」7本 この山正肥後守「秋水」7本は先ごろヤフオクでセットで出品され、運良く落札することができた。 肥後守・肥後ナイフの蒐集を始めた10年余り前、当時は「秋水」は高嶺の花で、たまにヤフオクに出品されると入札が相次いで激戦となり…
縱折り鞘の「井桁」マークの肥後守2 今回は、以前に記述した戦前に作られたと思われる縦折り鞘の「井桁」マークの肥後守のサイズ違いを紹介する。 刻印は、前出のものと同じで「別打」と「井桁」のマーク、その下に「商標登録」と「肥後守」が打たれている…
縦折り鞘の肥後守 17 今回は、戦前に作られたと思われる縦折り鞘の肥後守を紹介する。 刻印は微かに読める程度で、一番上が「肥」のようなのでおそらく「肥後守」と打たれているのだろう。作りは良いのに刻印の打ち方が甘いのはちょっと残念だ。 サイズは鞘…
折りたたみ式の彫刻刀 今回は、肥後ナイフならぬ折りたたみ式の彫刻刀を紹介する。 収納されているのは切り出し刃と丸刀、平刀、ピックの4種類。三角刀は鞘に収まらないためピックにしたのだろうか。 サイズは鞘長9㌢。4本のうちで一番長いのが平刀で2.5…
肥後ナイフ「FUJI」 この「FUJI」は、刃の背の部分と鞘で富士山を象った珍しい形状の肥後ナイフだ。 刻印は、鞘表に飛翔する3羽の海鳥と「FUJI」、さらに波間に漂う一艘の帆船の図柄が打たれている。デッドストックのようで刻印は極めて鮮明。 …