蔵の春

肥後守・肥後ナイフ・電工ナイフetc

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「肥後風雲児」

「肥後風雲児」 この2徳型と4徳型の「肥後風雲児」は、サイズや作りからしてきっと学童向けに販売された多機能ナイフだろう。男の子たちには、持っているだけでウキウキするようなツールだったに違いない。 4徳型はナイフとノコギリとヤスリ、その先端に…

「肥後冨士丸」

「肥後冨士丸」 若かりし頃、東京の吉祥寺の喫茶店で働いていた時のあだ名が「フジ丸」だったので、なんだか親しみを感じる肥後ナイフだ。当時の人気漫画の少年忍者「風のフジ丸」からとったあだ名で、誰が付けてくれたか忘れたが、当時は仲間から本名で呼ば…

「肥前守」

「肥前守」 肥後守・肥後ナイフの類いには、先に紹介した「加東守」のように銘に「肥後」を使わないものもけっこうある。この肥後ナイフは、肥後守に対抗しているわけではなかろうが銘が「肥前守」。鞘表に薄らと刻印が残っている。全体的な作りからして肥後…

無刻印の古い「電工ナイフ」

無刻印の古い「電工ナイフ」 今日は朝一でIさんのフリーマーケットをのぞいてきた。先月は天候不順で中止だったので2カ月ぶりの開催だが、残念ながら収穫はなかった。先月会った時に6月をもってフリマを終了すると言っていたので確認すると、引き継いでや…

肥後峯則「鶯」

肥後峯則「鶯」 先にエンボス加工のグリップの電工ナイフを紹介したが、肥後ナイフにもエンボス加工の鞘のものがある。この肥後峯則「鶯」もその代表的な1本で、なかなかの逸品だ。 真ちゅう製の鞘には「特製」、梅(かな?)の枝に止まった鶯の図柄、その…

「肥後瓢箪王」

「肥後瓢箪王」 肥後守・肥後ナイフの中には実に変わった名前のものがある。この「肥後瓢箪王」もその一つ。刻印が草書体なので読むのがなかなか難しく、入手した当時は「瓢箪」(ひょうたん)が判読できなかった。 1枚目の写真の4本はいずれも特大サイズ…

「丸住」肥後守

「丸住」肥後守 縦折り鞘の肥後守は、中から大サイズのものが多いが、この「丸住」肥後守は珍しい特大サイズ。おそらく戦前に作られたものと思われ、堂々とした風格を感じる。 鞘表に丸の中に「住」の小さなマーク、その下に「商標登録」「肥後守」の刻印が…

電工ナイフ「義光」

電工ナイフ「義光」 古い電工ナイフは無刻印のものが多く、刻印があっても製造元が分からないものが大半を占めている。東京や兵庫県、岐阜県、徳島県など各地で製造されていたようで、以前紹介した「○○駒」など同じような銘も多い。いずれにせよ資料が乏しく…

「白鷹」肥後守

「白鷹」肥後守 昨日は、家人が焼きトウモロコシを食べたいというので、数年前に100均で購入したステンレス製のトレイを使って作った1人バーベキュー用コンロで今年の初物のトウモロコシを焼いた。 このコンロは作ってから一度も使ったことがなく、炭の量を…

「肥後宗義」

「肥後宗義」 肥後ナイフ「肥後宗義」は、見ての通り刃のソリに特徴がある。 1枚目の写真は特大サイズで、1本目は使い込んで研ぎ減りがだいぶ進んでいる。2本目はソリと刃幅のバランスなど刃の形状が素晴らしく、鍛接線のラインもきれいで、結構気に入っ…

「肥後守政」桂馬

「肥後守政」桂馬 今回は、これぞ縦折り鞘の肥後守といった貫禄のある逸品「肥後守政」桂馬を紹介する。「桂馬」は、手元の資料によると製造元が「丸政」の石野製作所となっているが、商標登録したのは永尾駒製作所の2代目・重次氏で、現在は刻印が永尾駒製…

電工ナイフ「TAKAYOSHI」

電工ナイフ「TAKAYOSHI」 この電工ナイフ「TAKAYOSHI」は、肥後ナイフ「肥後隆義」の製造元・藤原製作所の製品に間違いないだろう。 「肥後隆義」は実用本位のナイフとして定評があるが、こちらも金属板を加工したグリップや切れ味の良さそうなブレイド、さ…

「梅正」肥後守

「梅正」肥後守 この梅の花の丸の中に「正」の肥後守は、これと言った特徴がないが肥後守らしい肥後守だ。 1枚目の2本は「正鋼」、2枚目の2本は「割込正鋼」の大サイズと中サイズ。梅の花の丸の中に「正」、その下に「登録」「肥後守」の刻印が打たれて…

「宗近肥後ナイフ」

「宗近肥後ナイフ」 「宗近肥後ナイフ」は、肥後ナイフの代表格と言っていいだろう。ひたすら廉価版を作り続けたようで、真ちゅう製の鞘など一般的に高級版と言われるものは見たことがない。「銀峰」や「浮丸特級」などOEMの多さも別格で、これらは蒐集し…

「肥後玉龍」

「肥後玉龍」 肥後ナイフ「肥後玉龍」はちょっと面白い。鞘の表面に「商標」「ヤスリ付」「本刃付」「肥後玉龍」、裏面には丸囲みで「五徳新案出願中」の刻印がある。いわば5徳ナイフということなので開いてみると、きれいなラインの刃ともう1本は表面にヤ…

エンボス加工の「電工ナイフ」

エンボス加工の「電工ナイフ」 電工ナイフのグリップと言えば一般的には木製が大半で、古いものにはこれまで何点か紹介したようにスタッグホーンやジグドボーンのものがあるが、今回は金属板をエンボス加工した珍しいタイプを紹介する。 1枚目の写真の2本…

「丸政肥後守」大・中・小

「丸政肥後守」大・中・小 今日は鞘が縦折りの肥後守を銘別に整理した。何年ぶりかのご対面で「これを蒐集している頃は熱かったな」と懐かしい気持ちになった。 さて、「丸政肥後守」は品揃いが豊かで、特大サイズから小サイズまである。特大サイズと大サイ…

「丸政肥後守」芒と月

「丸政肥後守」芒と月 「丸政肥後守」の大サイズには、鞘裏に芒と月の図柄の刻印が打たれた小粋なものがある。 1枚目の写真の3本は、鞘のサイズが同じ。1本目は鞘表に「本割込」「商標登録」「○政」「肥後守」「別打」の刻印。鞘裏には芒と月が描かれた刻…

「丸政肥後守」特大

「丸政肥後守」特大 写真の「丸政肥後守」特大は、銘は同じ「丸政」だがどうも1枚目と2枚目は製作元が違うようだ。 1枚目の写真の2本は、本来の製作元である石野製作所、2枚目の写真の3本は永尾駒製作所が製作したものだろう。石野製作所が肥後守の製…

バイカモの開花が始まった

バイカモの開花が始まった 今日は肥後守や電工ナイフの紹介はひと休み。初夏の眩しい陽射しが降り注ぐ好天となったので、「今年もそろそろ咲き始める頃では」と気分転換に愛鷹山麓の湧水の下流に自生するバイカモを見に行ってきた。 湧水は、山裾の岩間から…

電工ナイフ「冨士駒」

電工ナイフ「冨士駒」 「冨士駒」は、グリップのジグドボーンの色に特色がある。一般的に鹿角の色に似せて焦げ茶色ぽいものが多いが、「冨士駒」は漂白したような白をベースに黒っぽい上塗りがされている。鹿角の色にこだわらずに独自のカラーを出したかった…

肥後ナイフ「青竜」

肥後ナイフ「青竜」 「青竜」は、先に紹介した「玉竜」と同じく鞘表に図柄があるタイプの肥後ナイフだ。 銘が「青竜」だから竜の刻印があると思いきや表面が竹笹の図柄で、1枚目の写真の1本目の裏面には竹笹から出てきた虎の図柄の刻印が打たれている。他…

電工ナイフ「孫六」

電工ナイフ「孫六」 「孫六」というと室町時代末期の美濃国の刀工で「関の孫六」と称される2代兼元を連想するが、こちらは古いタイプの電工ナイフ。切れ味を強調するため刀工「関の孫六」にあやかっての商標かな。 ネットで「孫六」を検索すると、包丁など…

肥後ナイフ「玉竜」

肥後ナイフ「玉竜」 「玉竜」の特徴は、商標登録などの刻印がなく鞘表の全面に竜と雲の図柄の刻印が打たれていること。 所有しているものを見る限り、刻印は雲間から顔を出した竜が右向きのものと左向きのものの2種類ある。右向きのものは、竜の顔の下の雲…

「カネ駒」黒漆鞘

「カネ駒」黒漆鞘 肥後守は、普段使いの道具の一つだが、この肥後守に関してはもう贅沢品としか言いようがない。贈答用にでも作られたのか。肥後守の蒐集家にはまさにお宝のような1本で、数年前にようやくヤフオクで手に入れた。もったいなくて粗雑には扱ず…

「分銅カネ宮」肥後守

「分銅カネ宮」肥後守 この肥後守は、チキリが小さくて丸っこいことから「マルミヤ」と呼ばれていたようだ。製造元は現在も肥後ナイフ「宮本武蔵」を製造している宮本製作所が兵庫県三木市の組合に入っていた頃に製作していたものらしい。 所有しているもの…

「肥後芳盛」3徳ナイフ

「肥後芳盛」3徳ナイフ 連休最終日の今日は、少し肥後守類を整理して、後は骨休み。慣れない連休で生活のリズムが崩れたので、気合いを入れるため床屋に行ってきた。 今日紹介するのは、珍しい切出し型の3徳ナイフ。片刃の切出しナイフとノコギリ、鞘の尻…

「スポーツマンナイフ」

ブログを開設して早いものでちょうど1カ月。連休2日目の今日は、午後から物置小屋に入って電工ナイフ類の整理・分類をした。肥後守・肥後ナイフは製造元が分かる刻印が鞘の表面にあるのに対し、電工ナイフ類はブレイドやリカッソの部分に打たれているので…

角刃の「電工ナイフ」3種

角刃の「電工ナイフ」3種 連休初日、天気予報では今夜から明日にかけて雨が降るとのことなので、その前にと今日は午前中に家の周りの草取り作業。ほとんど座りっぱなしでの作業だったので、少し腰が痛い。 電工ナイフは丸刃が主流だが、海軍ナイフ風の角刃…

「肥後豊光」

「肥後豊光」 ゴールデンウィーク中だが、仕事は今年もカレンダー通り。今日もいつもながらの慌ただしい月曜日の業務を済ませてきた。明日3日からは年末年始以来の連休だが、人混みは余り好きでないので家でのんびりと過ごすことにする。 「肥後豊光」は、…