蔵の春

肥後守・肥後ナイフ・電工ナイフetc

「肥後豊光」

「肥後豊光」
 ゴールデンウィーク中だが、仕事は今年もカレンダー通り。今日もいつもながらの慌ただしい月曜日の業務を済ませてきた。明日3日からは年末年始以来の連休だが、人混みは余り好きでないので家でのんびりと過ごすことにする。

「肥後豊光」は、肥後ナイフの中でも比較的古い部類で、昭和初期の商品カタログには掲載されているが、いつまで製造・販売されていたかは分からない。
 1枚目の写真の1番上は、少しサビがあるが鞘は黒のクロムメッキで、下の2本は高級版の真ちゅう製。3本とも右から左へ「登録」、その下に家紋の「陰丸に三つ引き」に似たマークとやや大きめの明朝体で「肥後豊光」の刻印がある。
 刃の形状は、3本とも典型的な初期のトンガリ刃。先端の角度が一般的なトンガリ刃よりやや鋭角で、鮮明ではないがシノギのラインも見える。真ちゅう製の鞘の2本は裏面に5㌢の定規の刻印がある。いずれも個々にヤフオクで入手した。
 鞘長は上の2本が9.1㌢、一番下は8.1㌢。座金は3本とも真ちゅう製の菊座金。

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