2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「丸寅」肥後守 「丸寅」肥後守は、以前に縦折り鞘のものを記述したが、今回は横折り鞘タイプを紹介する。 刻印は、縦折り鞘のものと同じく「別打」、○の中に「寅」のマーク、「登録」「肥後守」、その下に「特製」が打ってある。全体的にシャープで、これだ…
「肥後秀威」 この「秀威」は、戦後に作られた学童向けの廉価版の肥後ナイフの一つだ。 刻印は2つ重ねの山の“入り山形”に「秀」のマーク、その下に「肥後秀威」と「別製」の刻印が打たれている。 サイズは鞘長7.9㌢で、鞘には黒色のクロムメッキが施されて…
真ちゅう鞘の肥後守1 この真ちゅう鞘の肥後守は、横折り鞘タイプだがおそらく戦前に作られたものだろう。 刻印は「商標登録」と「肥後守」のみが打たれている。組合加盟の製造元によるものかもしれない。 サイズは鞘長9.3㌢で、刃材は割込。刃厚は1.8㍉。刀…
古い肥後守1 この肥後守は、戦後に作られたと思われるが詳細は不明だ。 刻印は、「登録」と「肥後守」のみが打たれている。協会加盟の製造元によるものか。 サイズは鞘長8.5㌢で、鞘には黒色のクロムメッキが施されていたようだ。刃材は割込で、刃厚が1.4㍉…
電工ナイフ「兼篤」 この「兼篤」は、戦後に作られたグリップがジグドボーン製の電工ナイフの一つだ。 グリップの長さは11.5㌢で、滑り止めの溝が丁寧に彫られている。ブレイドはドロップポイントタイプで、刃材は全鋼のようだ。刃厚は根元で3.6㍉ある。ボル…
役目を終えた肥後守 この2本は、見ての通りチキリが折れてしまっているので「役目を終えた」肥後守として紹介する。 刻印は、2枚目の写真の上が「割込正鋼」と肥後守、下が「登録」と「肥後守」が打たれている。刻印を照らし合わせれば同じ製造元のものが…
縦折り鞘の肥後守「誠晴」 今回は、戦後に作られたと思われる縦折り鞘の肥後守「誠晴」を紹介する。 刻印は、2本とも「本家」「登録」、その下に「肥後守」「誠晴」が打ってある。表記は同じだが刻印の大きさが異なり、2枚目の写真の下の方が若干大きい。 …
「丸鈴」肥後守 この「丸鈴」は、戦後に作られた堅牢な作りの肥後守だ。 刻印は、「高級」と丸の中に「鈴」のマーク、その下に「登録」「肥後守」「謹製」が打たれている。文字がやや小さめだが、経年の劣化の割には鮮明に刻まれている。 サイズは鞘長9.8㌢…
変わり種のナイフ「JAPAN」 このナイフは、今年に入ってヤフオクで入手したものの1本で、見た目は縦折り鞘タイプとよく似ているが、チキリがなく刀身の固定方法がまるで違う。 刀身は、肥後守・肥後ナイフと同じ形状で、片面の上部に「JAPAN」の打刻がある…
「クラウン」肥後ナイフ この「クラウン」は、戦後に作られた廉価版の肥後ナイフの一つだ。 刻印は、「クラウン」と「肥後ナイフ」のみが打たれている。鮮明な刻印だが、シンプルすぎて何だか安っぽく見える。 サイズは、2枚目の写真の上が鞘長8.5㌢、下が…
真ちゅう鞘の「山平」肥後守 以前にも2回に分けて「山平」肥後守を記述したが、今回は真ちゅう製の横折り鞘を紹介する。真ちゅう鞘ならではの味わいのある逸品だ。 「山平」の刻印は、所有しているもので4種類あるが、この2本は「山平」のマークの下に「…
縦折り鞘の「肥後長光」 この「肥後長光」は、戦前に作られた縦折り鞘の肥後ナイフの一つと思われる。 刻印は、うっすらと「登録」、その下に「肥後長光」が打ってある。鞘幅に比べて文字がやや大きすぎるような気もするので、この刻印に見合うもっと大きな…
「播磨守」 「播磨守」は、「肥後」を名乗らない肥後ナイフの仲間の一つで、これまでに縦折り鞘と2徳、3徳タイプを記載したが、今回は廉価版の肥後ナイフタイプを紹介する。 刻印は、前出のものには菱形の中に「上」のマークが打たれたものもあったが、こ…
「觀龍肥後守」中 以前に「觀龍肥後守」の特大(箱の印は大大)と大サイズを記載したが、このほど中サイズを入手したので紹介する。 刻印は「登録」と「觀龍肥後守」、その下に「別打」が打たれている。特大や大と同じ刻印が使われているようで、鞘に対して…
「肥後龍虎」 この「肥後龍虎」は、戦後に作られた廉価版の肥後ナイフの一つだろう。 刻印は、2頭の竜が八の字に顔を合わせたような図柄と「肥後龍虎」、その下にも虎の図柄らしきものも見えるが鮮明ではない。打たれているのはこれだけで、商標登録はされ…
「タガネ彫り」の肥後守 その3 今回は、可愛いサイズの真ちゅう製の縦折り鞘の「肥後守」を紹介する。 刻印は、「商標登録」と「肥後守」のみが打たれている。「商標登録」は打刻だが、「肥後守」はタガネ彫りで、細めの鞘の幅いっぱいに刻まれている。 サ…
「マンモス小刀」 以前に「マンモス小刀」の2徳タイプを記載したが、今回は肥後ナイフタイプを紹介する。 刻印は、前出の2徳タイプと同じ「高級」「マンモス小刀」、その下に「100」が打ってある。 サイズは、鞘長10.5㌢で、鞘にはクロムメッキが施されて…
「少年ナイフ」 この「少年ナイフ」は、どちらかと言えばボンナイフに近い文房具の仲間のようなナイフだ。 刻印は、以前に記載した「東駒」少年ナイフには“入り山形”に「久」のマークなどが打たれていたが、この個体は「少年ナイフ」のみが打たれている。 サ…
肥後守「晴菊」 この優等「晴菊」は、以前に記述した「晴菊」A一級の高級版ともいえる肥後守のようで、全体的に洗練された申し分のない作りの逸品だ。 刻印は、丸の中に「SUPER」が十字に交差し、その丸を手足を広げて持ち上げているような人形のマークと「…
「肥後芳盛」 「肥後芳盛」は、以前に片刃の切出しナイフの3徳ナイフを記述したが、今回は肥後ナイフタイプを紹介する。 刻印は、3徳タイプと同じく「登録」と「肥後芳盛」、その下に「特製」が打たれている。 サイズは鞘長10㌢で、鞘には光沢のクロムメッ…
「肥後ノ王様」花鋸付き この「肥後ノ王様」は、これまでに幾つか紹介した工作ナイフとはまるで別物で、園芸用のジャンボサイズの3徳ナイフだ。 刻印は、肥後ナイフなどと同じでお馴染みの王様の横顔のマークと「肥後ノ王様」が打たれている。鞘の大きさに…
「桜誠」肥後守 この「桜誠」は、以前に縦折り鞘を記述したが、今回は横折り鞘のタイプを紹介する。 刻印は、「正鋼割込」と桜の花びらの中に「誠」、その下に「商標登録」と「肥後守」が打ってある。縦折り鞘はマークの上が「正鋼」だったが「正鋼割込」、…
「タガネ彫り」の肥後守 その2 今回は、戦前に作られたと思われる真ちゅう製の縦折り鞘の肥後守を紹介する。 刻印は「商標登録」と「肥後守」のみが打たれている。以前に紹介したものと同じく「商標登録」は打刻だが、「肥後守」はタガネ彫りで字が少し躍っ…
「ビーバー」肥後特級 この「ビーバー」は、戦後に作られた学童向けの廉価版の肥後ナイフの一つだろう。 刻印は2本とも同じで、丸の中に木をかじっているようなビーバーらしき図柄のマークと横表記で「ビーバー」、その下に「肥後特級」が打たれている。 サ…
「やなぎ」 今回は、可愛い豆サイズの真ちゅう鞘の「やなぎ」を紹介する。 刻印は「高級」と「やなぎ」、その下に柳の木の図柄が打たれている。小さい割に手の込んだ刻印で、どことなく高級感がある。 サイズは鞘長5.8㌢で、真ちゅう製の鞘は薄めだがへなへ…
縦折り鞘の「丸政」肥後守 以前に横折り鞘の「丸政」特大を記述したが、今回は縦折り鞘タイプを紹介する。 刻印は丸の中に「政」のマークと「登録」、その下に「肥後守」「別製」が打たれている。以前に紹介した特大サイズの一つと同じ刻印だ。 サイズは鞘長…
木製グリップの電工ナイフ 今回は、戦後に作られたと思われるちょっと厳つい木製グリップの電工ナイフを紹介する。 グリップ材は、正確なところは分からないが表面に滑り止めの浅い溝が掘られている。ブレイドはやや幅広のドロップポイントで、刃材は全鋼の…
「山義」肥後一守 この「山義」は、肥後守だとばかり思っていたが、よく見ると肥後と守の間に漢数字の「一」が入っていたので肥後ナイフということになる。 刻印は、2つ重ねの山の“入り山形”に「義」のマークと「高級」、その下に「肥後一守」が打ってある…
「TOKYO PAT」4徳 この「TOKYO PAT」は、戦後に作られたと思われる学童向けの廉価版の4徳ナイフのようだ。 刻印は2本とも同じで、鞘表に馬が駆けている横向きの図柄のマークと「TOKYO PAT」、2つ重ねの山の“入り山形”に「久」のマーク、「446962」?の数…
「肥後直光」 この「肥後直光」は、戦後に作られたオーソドックスな肥後ナイフの一つと思われる。 刻印は「高級」と桜の花のマーク、その下に「肥後直光」「特製」が打たれている。以前に桜の花のマークの肥後守を紹介したが、こちらの方が花びらが丸い。桜…