蔵の春

肥後守・肥後ナイフ・電工ナイフetc

角刃の「電工ナイフ」3種

角刃の「電工ナイフ」3種
  連休初日、天気予報では今夜から明日にかけて雨が降るとのことなので、その前にと今日は午前中に家の周りの草取り作業。ほとんど座りっぱなしでの作業だったので、少し腰が痛い。
  
 電工ナイフは丸刃が主流だが、海軍ナイフ風の角刃のものもある。
 1番上は、ブレイドのネイルマークが私の好きな竹と笹葉で、リカッソに「割込」の打刻がある。これだけでは製造元は分からない。鞘材はジグドボーンで、口金は真ちゅう製。刃はきれいな蛤刃で、元の所有者が丁寧に研いで使っていたのだろう。
 2本目は、角刃でも刃先が広くなっているタイプ。ブレイドに「割込」と菱形の中に☆のマーク、さらに「450」の数字の刻印がある。これだけ手がかりがあれば、詳しい人なら製造元が分かるかもしれない。使用感は余りないが、きれいに研がれているので大事にされていたようだ。
 3本目は、前記の2本より製造年代が古いようで、鞘はスタッグホーン。ブレイドはオーソドックスな角刃。リカッソに右から「登録」、その「登」と「録」の間に「土|」の珍しい打刻がある。これは製造元を示す刻印か。刃が研ぎ減りしているので職人さんが愛用していたものだろう。

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