蔵の春

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縦折り鞘の「白鷹」肥後守

縦折り鞘の「白鷹」肥後守

 「白鷹」肥後守は、以前(5月23日)に横折り鞘を紹介したが、今回は古いタイプの縦折り鞘を紹介する。

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 刻印は、「別打」と長円の中に「白鷹」のマーク、その下に「商標登録」と「肥後守」が打たれている。刻印は若干書体(明朝体)が違うものが2種類あるようだ。また、商標登録は現在の左書き表示と戦前の右書き表示のものがあり、2枚目の写真の2本では上の方が製造時期が古いことになる。

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 写真の2枚目の上は、大サイズで鞘長9.8㌢。下は中サイズの鞘長9.1㌢。この「白鷹」には大サイズしかないと思っていたら中サイズもあった。もしかしたら特大サイズもあるかもしれない。

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 鞘材はいずれもステンレス製で、刃材は割込。刃厚は大サイズが3㍉と2㍉の2種類あり、中サイズは2㍉。座金は両面とも平座金。横折り鞘のものと同様にこれといった特徴はないが、作りが良く実用本位の肥後守だ。