蔵の春

肥後守・肥後ナイフ・電工ナイフetc

「憲司 肥後守」

「憲司 肥後守
 夕方、事務所で1人仕事をしていたら「菜の花&桜まつり」に行っていた先輩が帰社し、イベント関係者からいただいたという茹でたタケノコと焼きそばのお裾分けがあった。高気圧に覆われて暑いくらいの初夏の陽気だったので、イベント会場は駐車場に入る車の列が出来るほどの賑わいだったそうだ。

 さて、今日はこの2本を紹介します。
 縦折りの特大サイズの肥後守「憲司」。1本は真ちゅう鞘に初期型のダガー刃、もう1本は真ちゅうにメッキを施したシルバー色の鞘にオーソドックスな形の刃と違いはあるが、どちらも「どことなく落ち着きがあって品格を感じる」と言ったら、肥後守を知らない人からは「思い込み過ぎ」と笑われてしまうかも知れないな。2本ともヤフオクで入手した。
 鞘には、真ちゅう鞘の方に「鷹の羽」(丸に違い鷹の羽)の紋と登録商標肥後守」、シルバー鞘に「鷹の羽」の紋と「憲司」、登録「肥後守」が刻まれている。
 真ちゅう鞘の方には「憲司」の刻印がないが、「鷹の羽」の紋や作りから同じ製作者のものに間違いないだろう。刻印はいずれもシャープで、打印する位置や文字の大きさなど全体的なバランスが良い。この辺りが落ち着きや風格を感じさせるのかも知れない。
 サイズは鞘長が真ちゅう12㌢、シルバー11.5㌢と若干違うが、厚さと幅は同じ。刃材はどちらも割込で、座金は真ちゅう製の菊座金。

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