刈込鋏の刃で作った折りたたみナイフ ヤフオクで肥後守を探していて見つけた肥後守風の手作りナイフ。刈込鋏の刃を加工して作ったもので、その加工工程も写真で紹介されていた。 サイズは鞘長14.7㌢、刃長12.3㌢のビッグサイズで、刃厚も3.8㍉ある。座金はな…
山正肥後守「秋水」7本 この山正肥後守「秋水」7本は先ごろヤフオクでセットで出品され、運良く落札することができた。 肥後守・肥後ナイフの蒐集を始めた10年余り前、当時は「秋水」は高嶺の花で、たまにヤフオクに出品されると入札が相次いで激戦となり…
縱折り鞘の「井桁」マークの肥後守2 今回は、以前に記述した戦前に作られたと思われる縦折り鞘の「井桁」マークの肥後守のサイズ違いを紹介する。 刻印は、前出のものと同じで「別打」と「井桁」のマーク、その下に「商標登録」と「肥後守」が打たれている…
縦折り鞘の肥後守 17 今回は、戦前に作られたと思われる縦折り鞘の肥後守を紹介する。 刻印は微かに読める程度で、一番上が「肥」のようなのでおそらく「肥後守」と打たれているのだろう。作りは良いのに刻印の打ち方が甘いのはちょっと残念だ。 サイズは鞘…
折りたたみ式の彫刻刀 今回は、肥後ナイフならぬ折りたたみ式の彫刻刀を紹介する。 収納されているのは切り出し刃と丸刀、平刀、ピックの4種類。三角刀は鞘に収まらないためピックにしたのだろうか。 サイズは鞘長9㌢。4本のうちで一番長いのが平刀で2.5…
肥後ナイフ「FUJI」 この「FUJI」は、刃の背の部分と鞘で富士山を象った珍しい形状の肥後ナイフだ。 刻印は、鞘表に飛翔する3羽の海鳥と「FUJI」、さらに波間に漂う一艘の帆船の図柄が打たれている。デッドストックのようで刻印は極めて鮮明。 …
「丸お」肥後守2 今回は、以前に記載した戦前に作られたと思われる縦折り鞘の「丸お」肥後守のサイズ違いを紹介する。 刻印は、前出のものと同様に「割込」と丸の中に「お」のマーク、その下に「商標登録」「肥後守」が打ってある。 サイズは鞘長8.3㌢で、…
真ちゅう鞘の「割込特製肥後」 今回は、真ちゅう鞘の「割込特製肥後」を紹介する。 刻印は、「商標」と「割込特製肥後」のみが打たれている。一見すると一つの刻印のようだが、よく見ると「割込」「特製「肥後」の3つの刻印を使っているようだ。 サイズは鞘…
真ちゅう鞘の「肥後司春重」 「肥後司春重」はこれまでに幾つかの肥後ナイフを記載したが、今回はチキリのないタイプを紹介する。 刻印は「登録」「肥後司春重」のみが読み取れる。鞘裏にはちょっと打ち方が雑だが5㌢の定規が刻まれている。 サイズは鞘長8.…
縦折り鞘の「山一」肥後守2 この縦折り鞘の「山一」肥後守は、以前に紹介したものよりサイズが少し大きい。 刻印は、前出のものと同じで「鋼割込」、2つ重ねの山に漢数字の「一」のマーク、「登録」「肥後守」の刻印が打たれている。 サイズは鞘長9.6㌢で…
「カネ井」肥後守2 以前に紹介した「カネ井」肥後守の大サイズは「カネ駒」の永尾駒製作所のOEMの一つだが、この特大サイズはもしかしたら「山正」肥後守の小阪富男氏によるものかも知れない。 刻印は、大サイズと同じく「割込」と逆Lの中に「井」のマ…
肥後ナイフ「なんてん」 今回は、エンボス加工の肥後ナイフ「なんてん」を紹介する。 鞘に施されているエンボス加工は、表面に南天らしき木とその根元に一羽の鳥が描かれた図柄と、囲みの中に平仮名で「なんてん」、裏面は表面と逆方向の図柄と、囲みの中に…
縦折り鞘の「カネ秀」肥後守 今回は、戦前に作られたと思われる縦折り鞘の「カネ秀」肥後守を紹介する。 刻印は、カネ(逆L)の中に「秀」のマーク、その下に「登録」「肥後守」が打たれている。 サイズは鞘長7.7㌢で、鞘にはクロムメッキが施されていたよ…
「ピック付きのナイフ」2 今回は、以前に記載したことがある「ピック付きのナイフ」のサイズ違いを紹介する。 鞘は真ちゅう製で、作りは前出のものとほぼ同じ。サイズは鞘長が前出のものが7.7㌢だったのに対し、この個体は7.5㌢でちょっと小さい。鞘長だけ…
「菊菅肥後守」 この「菊菅肥後守」は、戦後に作られたと思われるちょっと謎めいた肥後守だ。 刻印は「正鋼」「割込」、その下に「登録」「菊菅肥後守」と打たれている。また鞘裏には「特別鍛品」、あるいは「特別鋼品」の打刻がある。 鞘長9.8㌢で、鞘材は…
「肥後千代田丸」2 肥後千代田丸は「宗近」の代表的なOEMの一つだが、この個体は刻印がこれまでに記載したものとは少し異なる。 刻印は「高級」と「肥後千代田丸」のみで、以前に記載したものは「高級」が横表示だったが、この個体は「高級」が縦表示だ…
縦折り鞘の「丸政」肥後守2 以前に縦折り鞘の「丸政」肥後守の特大を記述したが、今回は少し小ぶりのサイズを紹介する。 刻印は、丸の中に「政」のマークと「登録」、その下に「肥後守」「別製」が打たれている。以前に紹介した特大サイズと同じ刻印だ。 サ…
「登山ナイフ」 今回は、ちょっと珍しい真ちゅう鞘の「登山ナイフ」を紹介する。 刻印は、「商標」「登山ナイフ」とその下にザックを背負い左手を上に伸ばした後ろ姿の登山者の図柄が刻まれている。 サイズは鞘長12㌢で、肥後守で言えば特大サイズ。鞘は真ち…
「天盃」肥後守2 「天盃」肥後守は以前に特大サイズを記載したが、今回は大サイズを紹介する。 刻印は、特大サイズと同じ「登録」と「天盃」「肥後守」、さらに山形の下に「サ」の小さなマークと「刃物」が打ってある。 サイズは鞘長9㌢で、鞘には光沢のク…
カネ駒と一刀流の切り出しタイプ 今回は、切り出しタイプのカネ駒と一刀流を紹介する。一刀流はカネ駒のOEMで刻印が違うだけでサイズも作りも同じだ。 刻印は、カネ駒は肥後守と同じ、一刀流は「商標登録」と「一刀流」「謹製」が打たれている。 共に鞘長…
エンボス加工の「電工ナイフ」2 以前に電工ナイフのグリップがエンボス加工の「竜」と「月と芒と兎」を記載したが、今回は「虎」を紹介する。 グリップには竹林の中から姿を現した一頭の虎の図柄が打ち出されている。鞘の両面とも同じ図柄だ。 サイズは前出…
縦折り鞘の「丸繁」肥後守3 縦折り鞘の「丸繁」は、これまでに大サイズと小サイズを記載したが、今回は特大サイズを紹介する。 刻印は、前出の2本と同じで「高級」と丸の中に「繁」のマーク、その下に「商標登録」「肥後守」が打たれている。 鞘長12.3㌢で…
真ちゅう鞘の肥後守3 この真ちゅう鞘の肥後守は、横折り鞘タイプだが以前に紹介したものと同様に戦前に作られたものと思われる。 刻印は、前出のものは2本とも「商標登録」と「肥後守」だったが、この個体は「登録」と「肥後守」が打たれている。また、鞘…
「肥後龍王丸」 この「肥後龍王丸」は、戦後に作られた廉価版の肥後ナイフの一つだろう。 刻印は、「高級」と「肥後龍王丸」が打たれている。商標登録の表示がないのでおそらく大量生産品ではないと思う。 サイズは鞘長8㌢で、鞘にはクロムメッキが施されて…
肥後守「利光」2 以前に「肥後守利光」の大サイズを記載したが、今回は中サイズを紹介する。 刻印は、大サイズと同様に「肥後守利光」が打たれているだけ。カネ駒のOEMで、販売元は東京日本橋の老舗「木屋」だが商標登録の表示もなくシンプルな刻印だ。 …
「日本アルプス」ナイフ この「日本アルプス」は、戦後に作られたと思われるちょっと変わった銘の肥後ナイフだ。 刻印は「正綱割込」と「日本」「アルプス」「ナイフ」が打ってある。ナイフが縦一ではなく斜めにずらして打っているのが面白い。 サイズは鞘長…
真ちゅう鞘の「肥後守宗正弘重」 この「肥後守宗正弘重」は、「カネ駒」でお馴染みの永尾駒製作所の高級版のOEMの一つだ。 刻印は「登録」と「肥後守宗正弘重」のみが打たれている。刀身には「青紙割込」の打刻がある。 鞘長9.8㌢の大サイズで、鞘材はも…
「菊日本善光」 この「菊日本善光」は、以前に紹介した「菊日本正光」と刻印が違うだけで作りはほぼ同じだ。 前出の刻印は一番上に「割込」、その下に「菊日本正光」と打ってあるが、この「善光」には「登録」、その下に小判形の円の中に「金浪」のマーク、…
真ちゅう製の縦折り鞘の「肥後祐定」 「肥後祐定」は、以前に横折り鞘タイプのものを記載したが、今回は真ちゅう製の縦折り鞘タイプを紹介する。 刻印は、頭に「割込正鋼」、その下に2つのWを縦にして向かい合わせたような枠の中に「吉」のマーク、さらに「…
「美濃守豊一」 この「美濃守豊一」は、「肥後」を名乗らない肥後ナイフの一つだ。 刻印は、「登録」と蝶ようなの図柄の中に「 M K S」の英文字の入ったマーク、その下に「美濃守豊一」が打たれている。 サイズは鞘長9.7㌢の大サイズ。鞘に銅メッキが施され…